2019年8月ベトナム旅行 その8 ハノイでスリに遭い、翌日バスでニンビンへ向かう。
日も暮れてきた。
ホアンキエム湖の南側まで戻ってきた。
コンビニの前でビールを飲んでいると、男性が話しかけてきた。見た目は中東から来たおっさん旅行者といった感じ。
「どこから来たんだ?」「一人で来てるのか?」といった普通の会話。日本から来たと伝えると、「俺は日本にも行ったことがある。」と仰る。
「日本の紙幣も持ってるんだぜ」と、彼は財布から紙幣を取り出して見せてきた。その紙幣は、伊藤博文の古い1,000円札。
私はビールを飲んで油断していた。そのお札はもう古い、新しいやつを見せてやると言って、私は自分の財布から1,000円札を出して彼に見せてやった。
彼は新しい紙幣に興味がある感じで、「良く見せてくれよ」といった感じで私の手元の財布をグイッと引っ張って財布の中に入っていた何枚かの紙幣を取り出そうとした。
さすがにちょっと危ないと思って、私も財布を手元に引き戻そうとしたが、男もグイッと引っ張ってくる。私は財布を男に取られてしまった。男は私の財布を手にして、私の目の前で紙幣を数えるようなしぐさをしていた。「ほう、これが新しい紙幣なのか」といった感じだった。
数秒の間だったとは思うが、男の手に渡った私の財布は、私のもとに返された。男は、「お札を見せてくれてありがとう。サンキュー。楽しい旅を!」といった感じで人ごみに紛れてどこかに行ってしまった。
ちょっと危なかったな、と思って、念のため自分のもとに返された財布の中身を確認してみると、紙幣が何枚か足りない。1万円札は2、3枚入っていたはずだが、今は1枚しかない。やられた!と思った。
あたりを見回してももう男はどこかに行ってしまい、人ごみの中で探すすべもない。
ガックリ、、、である。
スリの被害に遭ってしまった。被害額は1万円か、2万円くらいだろう。手口からしてプロの仕業と思われた。カード類がスられなかったことが不幸中の幸いか。
私はもう、ビールを飲む気も失せ、さっさとホテルまで戻ることにした。ガックリ。
今日は昼間タクシーに2,000円ほどぼったくられて落ち込んでいたところなのに、同じ日にまさかスリの被害にも遭うなんて。。。ガックリ。
気分は落ち込むばかりであった。私は油断していた。日本ではスリなんて既に過去の犯罪のような感じだが、東南アジアではまだまだ普通にあるのだということを、身をもって知らされたのだった。ガックリ。
この日はもう、ホテルに帰って、寝た。
ちなみに、後日地球の歩き方を見ていると、よくある犯罪の手口としてまさに今回被害に遭ったスリの手口が掲載されていた。よくある手口だったとは。。
いつまでも落ち込んでいるわけにはいかない。今日はバスに乗ってニンビンまで移動する予定だ。
ニンビンまでのバスはハノイのザップバット・バスターミナルから出ているらしいが、泊まっていたホテルで別のバスを手配してもらえた。ホテルまで迎えに来てくれるらしいので、お願いしておいた。
時間通りホテルに迎えが来てくれたので、ついて行くとバスが停車していた。バスに乗り込む。
そういえば、以前ホーチミンに旅行に行った時にもこのような施設に立ち寄ったことがあった。このような施設は国がお金を出して運営しているらしい。
施設内では実際に障がい者の方たちが作品作りをしていて、その様子を見学できる。作品のクオリティは高く、販売するのもうなずける感じだ。ただ、荷物になってしまうので私は見るだけにしておいた。
さて、再出発したバスはある旅行会社の前で止まった。ここが終点らしい。
グーグルマップで確認すると、ここからホテルまでは少し距離がある。旅行会社でタクシーを手配してもらい、ホテルに向かった。
本日の宿はニンビンのAIQホテルというところ。ニンビン・バスターミナルに近いので便利かなと思ってこのホテルを選んだのだった。
ホテル周辺には、特に何もなかった。現地の人たちの家々があるだけである。観光をするような感じの場所ではなさそうだ。
さて、これからどうしようか。ホテル周辺には観光をする場所がない。
そういえば、ホテルではオートバイか、自転車が借りられると書いてあった。値段も安かったはずだ。
いったんホテルに戻って、今日の足を借りることにしたのだった。
ホアンキエム湖の南側まで戻ってきた。
ホアンキエム湖の南側、チャンティエン通りのあたり。
週末の夜ということで、この辺りは歩行者天国になっている。
路上のバインミー屋さんに腰を下ろす。
出来立てのあったかバインミーを頂きました。
これはピカチューの親戚かな?
お酒を飲みたくて、コンビニでビールを買った。ビアサイゴン。
コンビニの前でビールを飲んでいると、男性が話しかけてきた。見た目は中東から来たおっさん旅行者といった感じ。
「どこから来たんだ?」「一人で来てるのか?」といった普通の会話。日本から来たと伝えると、「俺は日本にも行ったことがある。」と仰る。
「日本の紙幣も持ってるんだぜ」と、彼は財布から紙幣を取り出して見せてきた。その紙幣は、伊藤博文の古い1,000円札。
私はビールを飲んで油断していた。そのお札はもう古い、新しいやつを見せてやると言って、私は自分の財布から1,000円札を出して彼に見せてやった。
彼は新しい紙幣に興味がある感じで、「良く見せてくれよ」といった感じで私の手元の財布をグイッと引っ張って財布の中に入っていた何枚かの紙幣を取り出そうとした。
さすがにちょっと危ないと思って、私も財布を手元に引き戻そうとしたが、男もグイッと引っ張ってくる。私は財布を男に取られてしまった。男は私の財布を手にして、私の目の前で紙幣を数えるようなしぐさをしていた。「ほう、これが新しい紙幣なのか」といった感じだった。
数秒の間だったとは思うが、男の手に渡った私の財布は、私のもとに返された。男は、「お札を見せてくれてありがとう。サンキュー。楽しい旅を!」といった感じで人ごみに紛れてどこかに行ってしまった。
ちょっと危なかったな、と思って、念のため自分のもとに返された財布の中身を確認してみると、紙幣が何枚か足りない。1万円札は2、3枚入っていたはずだが、今は1枚しかない。やられた!と思った。
あたりを見回してももう男はどこかに行ってしまい、人ごみの中で探すすべもない。
ガックリ、、、である。
スリの被害に遭ってしまった。被害額は1万円か、2万円くらいだろう。手口からしてプロの仕業と思われた。カード類がスられなかったことが不幸中の幸いか。
私はもう、ビールを飲む気も失せ、さっさとホテルまで戻ることにした。ガックリ。
今日は昼間タクシーに2,000円ほどぼったくられて落ち込んでいたところなのに、同じ日にまさかスリの被害にも遭うなんて。。。ガックリ。
気分は落ち込むばかりであった。私は油断していた。日本ではスリなんて既に過去の犯罪のような感じだが、東南アジアではまだまだ普通にあるのだということを、身をもって知らされたのだった。ガックリ。
この日はもう、ホテルに帰って、寝た。
ちなみに、後日地球の歩き方を見ていると、よくある犯罪の手口としてまさに今回被害に遭ったスリの手口が掲載されていた。よくある手口だったとは。。
翌朝、気を取り直して朝食を。ホテルでの朝食はフォーを注文した。
いつまでも落ち込んでいるわけにはいかない。今日はバスに乗ってニンビンまで移動する予定だ。
ニンビンまでのバスはハノイのザップバット・バスターミナルから出ているらしいが、泊まっていたホテルで別のバスを手配してもらえた。ホテルまで迎えに来てくれるらしいので、お願いしておいた。
時間通りホテルに迎えが来てくれたので、ついて行くとバスが停車していた。バスに乗り込む。
このバスでニンビンまで移動する。ハノイとニンビンはバスで2時間ほどの距離。
バスは途中、寄り道をした。「PRODUCTION WORKSHOP FOR DISABLED PEOPLE」とある。障がい者の方たちが作品を作って、それを展示、販売している施設である。
そういえば、以前ホーチミンに旅行に行った時にもこのような施設に立ち寄ったことがあった。このような施設は国がお金を出して運営しているらしい。
施設内では実際に障がい者の方たちが作品作りをしていて、その様子を見学できる。作品のクオリティは高く、販売するのもうなずける感じだ。ただ、荷物になってしまうので私は見るだけにしておいた。
障がい者の方たちが作った作品が並ぶ。
さて、再出発したバスはある旅行会社の前で止まった。ここが終点らしい。
グーグルマップで確認すると、ここからホテルまでは少し距離がある。旅行会社でタクシーを手配してもらい、ホテルに向かった。
本日の宿はニンビンのAIQホテルというところ。ニンビン・バスターミナルに近いので便利かなと思ってこのホテルを選んだのだった。
チェックインを済ませて部屋に入った。 まずまず、の部屋。
若干ボロい感じだが、まあ許容範囲内だろう。しかしテレビがまともに映らないのが気になった。
トイレとシャワールームはボロいがお湯は出る。
ドアに隙間があり、部屋の中がのぞけてしまうのが気になった。夜はここにタオルをかけて部屋の中が見えないようにした。
とりあえずホテル周辺を歩いてみようと思って外に出た。天気は快晴。かなり暑い。
AIQホテルの看板。
猫がいたので写真を撮ってみた。写真中央、自転車の下にいます。
ホテル周辺には、特に何もなかった。現地の人たちの家々があるだけである。観光をするような感じの場所ではなさそうだ。
テラス式の1件のお店があったのでそこで腰を下ろしてみた。スイーツのお店らしい。外はかなり暑いので冷たいものがありがたい。黄色いフルーツはドリアンだと思う。 独特の香りのする南国のフルーツ。おいしく頂きました。
さて、これからどうしようか。ホテル周辺には観光をする場所がない。
そういえば、ホテルではオートバイか、自転車が借りられると書いてあった。値段も安かったはずだ。
いったんホテルに戻って、今日の足を借りることにしたのだった。
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