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2018年9月ヨーロッパ旅行 その15 トラブル発生。パリでホテル探し。

タリスに乗ってアムステルダムからパリに到着した私は、まず予約してあったホテルに向かうことにした。

タリスが到着するのは、パリ北駅(Gare du Nord)である。


パリ北駅の外に出てきた。


予約してあったホテルは、ヒポテル パリ ベルヴィル ガール ドゥ レスト(Hipotel Paris Belleville Gare de l'Est)というホテル。フランス語なので日本語にすると非常に読みにくいが、ここでは単にヒポテルと呼ぶことにする。

なぜこのホテルを予約したのかといえば、パリ北駅から歩いて行けそうだったこと、そして値段が手ごろだったからである。

というわけで、スーツケースを引きずりながらホテルを探した。

地図上では近くに思えたのだが、パリ北駅の周辺は自分の予想以上にごちゃごちゃしており、ホテルが遠く感じたのだった。


しかし無事にホテルを見つけることができた。

飾り気のないホテルだった。

受付にはおっさんが一人座っており、先客の対応をしていた。

おっさんの動作はのろかった。

先客の対応が終わるまで、しばらく待たされることとなった。


ようやく自分の番が回ってきた。

パスポートを見せてチェックインをお願いする。

おっさんは、「Japanese?コンニチワ。」などと日本語であいさつをしてくる。

おっさんの動作は相変わらずゆっくりだ。


しばらく待っていると、「No.」とおっさんは言った。

は?

私は呆気にとられた。

「お金が入金されていないから泊まることはできない。」

とおっさんは言うのだった。

しかし当然私は予約時に既に料金を支払っている。

しかしおっさんの答えは一言、「No.」


私はエアトリというサイトからこのホテルを予約し、料金を支払った。

エアトリではホテルの手配をアゴダという会社に依頼しているようで、私が支払った料金はエアトリからアゴダへ、そしてホテルへ入金される流れのようだった。

おっさんの言い分はこうだ。

「お前は料金を支払ったのかもしれないが、アゴダがうちに入金していないから駄目だ。泊まることはできない。自分でアゴダに電話して、何とかしてもらえ。」と。


私は一瞬頭が真っ白になったが、しかし冷静に対処しようと思った。

ホテルとのトラブルの際の対応については、ネットで予約時に説明書きがあり、それを印刷して持っていた。

それに従って、対応することにした。


私はとにかく自分の主張を繰り返した。私は既に料金を支払ったと。

しかし受付のおっさんはやはり、「No.」

何度か問答を続けていたが、次第にらちが明かなくなってきた。

最初はやさしそうに見えたおっさんは、今ではなんだか不機嫌そうだし、これ以上もめると面倒くさいことになりそうだった。


私は腹を決めて、おっさんの言う通り、自分でアゴダに連絡をして交渉することにした。

緊急の際の電話番号は手持ちの紙に書いてある。

どこかで電話を借りられないか、おっさんに聞くと、ホテルを出て、向こうの角を曲がったところに電話の店があるとの事。ホテルの電話は貸せないとの返事。

しぶしぶおっさんの指示した方向へ歩いてゆくと、おっさんの言う通り、店内に電話ボックスのあるお店を発見した。

今どき、店内に電話ボックスを置くお店というのもなにか時代遅れというか、変な感じがするし、このお店の店主とホテルのおっさんはグルなのではないか、という考えすら頭に浮かんできてしまう。

なにかはめられているような、だまされているような気もしてくるのだった。

この茶番劇は一体何?


店主らしき男性に電話を貸してくれ、というと、OKと返事が返ってきた。


アゴダの緊急連絡先に電話をかけてみると、最初は日本語だったが、どこかに回されて、英語の案内になった。そのあと、詳細は忘れてしまったが、何か所定の番号を押すように指示があり、それを押した後は、どこにも電話がつながらなかった。

どこかに電話がかかっているのだが、しばらく待っても誰も出ない。


電話代がいくらかかるのかもわからない。法外な料金を請求されたらどうしよう、という不安も頭をもたげる。

わたしは、電話を、そしてヒポテルへの宿泊を諦めることにした。

電話ボックスを出て、店の男性に料金を聞くと、料金は大した金額ではなかった。ぼったくりではなさそうだった。


どうしよう。いきなり宿なしになってしまった。今晩泊まるホテルを探さなければ。

今回、ポケットWi-Fiも持っていなかったので、ネットにも接続できない。

私は、とりあえず座れる場所を探し、そこで地球の歩き方をめくった。

この辺りにあるホテルを探してみた。

こういう時、地球の歩き方は心強い味方となる。


幸い、パリ北駅周辺はホテルの多いエリアのようだった。

地球の歩き方に書かれているホテルなら問題はないだろうと思い、1件ずつあたってみた。

1件目、空きなし。

2件目、空きなし。

3件目、今晩のみ、1泊なら宿泊可能。

パリでは2泊する予定だった。

4件目に向かった。

4件目、空きなし。

実をいうと空き部屋くらい簡単に見つかるだろうと思っていたが、結構満室が多く、焦った。

3件目のホテルに1泊することにした。もう1泊はまた明日探そう。もう夕方だし、疲れた。

CAMBRAI HOTELというホテルだった。

チェックインを済ませ、部屋に入ってようやく落ち着いたのだった。


 長い廊下のある部屋。正面のドアが入り口。


ごく普通のホテルで良かった。


かくして、ヒポテルはとんでもないホテルだった。まさか宿泊できないなんて。

実をいうと、ヒポテルには少し不安もあった。

というのも、ネットでの口コミの評判がすこぶる悪かったのだ。

予約を終えてから口コミを見て、少し後悔したことを思い出した。


後日談になるが、支払い済のヒポテルの料金はもちろん返金してもらった。

返金まで約2カ月もかかった。

アゴダの担当者がヒポテルに連絡をしても連絡が取れないらしく、エアトリも、アゴダの担当者も困っているようだった。

ヒポテル、とんだブラックホテルだ。


さて、腹が減った。

明日は1日パリ観光が待っている。

夕食へ出掛けた。


ファーストフードっぽいが、もうここでいいや、という感じで入ってみた。


がっつり肉食系の食事。
全部は食べきれず。


食事を終え、ホテルに戻り、シャワーを浴びて、床に就いた。

長い一日だった。。

しかし、気を取り直していこう。

明日はいよいよパリ観光だ。

憧れの街が待っている。。

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