2018年9月ヨーロッパ旅行 その3 ピカデリーから大英博物館へ
バッキンガム宮殿を後にして、ピカデリーへ向かった。ピカデリーという名前だけは本で見たことがあり、知っていた。なかなか立派な通りであった。
どちらかといえば高級そうなお店が並ぶ中、庶民的な土産物屋があった。
値段を見てみるとなかなか安い。ここでいくつかお土産を購入した。
ピカデリーサーカスと呼ばれる広場に出た。有名なエロスの像が目に入る。このあたりは人がとても多い。
大道芸人たちの活躍の場でもあるらしかった。
写真ではわかりにくいが、宙に浮いている。近くで眺めたがどうやって浮いているのかよくわからない。なかなかよくできていて、感心した。
この辺りはとても賑やかで楽しい。ぶらぶらしているとどんどん時間が経って行ってしまう。しかし今日はまだ必ず行きたい場所が残っている。大英博物館だ。
地下鉄に乗って移動することにした。ピカデリーサーカス駅から、ピカデリーラインに乗り込む。
ロンドンの地下鉄ではオイスターカードが便利だ。日本でいえばスイカやパスモにあたるこのカードは、昨日ロンドンに到着してすぐに購入したのだった。その都度乗車券を購入するよりも圧倒的に楽だし、何よりもオイスターカードを使用したほうが運賃がかなり安くなるのだった。
Holborn駅で下車した。
大英博物館へ入る前に、腹ごしらえをしたい。すでにお昼を過ぎており、おなかが減っていた。何を食べようか。お店に入ると、高い。ちょっとランチ、といっただけでもすぐに2,000円くらいになってしまう。ロンドンの物価は高いのだった。
スーパーでお惣菜を購入することにした。ロンドンでも、外食よりもスーパーの総菜のほうが安い。すぐにスーパーを見つけて中に入った。
お総菜コーナーのサラダバーのサラダと、ベーグル、そして飲み物を購入した。食べる場所を求めて少しさまよったが、大英博物館近くのブルームズベリー・スクウェアでベンチを見つけ、腰を下ろした。
天気は快晴である。公園で食べるランチは爽快で気持ちが良い。食べ終わった後もしばらくベンチでのんびりした。
食べ物を求めてハトが近づいてくる。ハトは世界中どこにでもいるのだなあと変に感心する。姿かたちも日本のハトと全く同じように見える。
大英博物館にやってきた。
セキュリティの列に並び、荷物チェックを受ける。特に問題もなく入場することができた。
大英博物館は、無料である。タダで入れるのだ。その他にもロンドンではいくつかの有名な博物館や美術館は無料で入ることができる。これは貧乏旅行者にとってはありがたい限りだ。
入館するとすぐに、明るくて開放的な空間に出た。すでに展示物も置かれている。
通路を入っていくと、人だかりのある場所があった。展示物を覗くとロゼッタストーンだった。
その考古学的な重要性が分からなくとも、ロゼッタストーンという存在だけは教科書で見て知っている。こういう、本物に出会えるのが博物館や美術館巡りの醍醐味でもあった。
館内を適当な順番で回っていった。広すぎてどうせすべては見られないのだし、特に計画もなく好奇心に任せてさまよった。
どこかで見たことのある馬の頭部の彫像があった。パルテノン神殿にあったものらしい。
古代ギリシャの彫刻は白い大理石に光が当たって神々しい感じがする。
古代エジプトのエリアにやってきた。古代エジプトの彫像は、歴史のロマンを感じさせてくれる。
本物のモアイ像があった。
名前だけは知っている、イースター島のモアイ像。いつか現地にも行ってみたいものだ。
閉館の時間が近づき、出口へ向かうよう指示された。
夕刻、もう1か所だけ、今日のうちに行っておきたい場所があった。
今回の旅は鉄道旅行である。明日はユーロスターに乗ってベルギーの首都、ブリュッセルへ向かう。その鉄道のロンドンの発着駅が、セントパンクラス駅だった。今日のうちにセントパンクラス駅を下見しておきたいと思ったのだ。
当日初めて向かうとなると、迷うこともあるかもしれないし、何が起こるかわからない。あらかじめ駅の大体の構造を知っておけば安心感が違う。少なくとも今日のうちに、ユーロスターの乗り場の場所までは確認しておきたい。
大英博物館を後にして、地下鉄駅へ向かった。
ランチを取ったブルームズベリースクウェアのわきを通って、ラッセルスクウェア駅へ向かう。
ここからピカデリーラインで1駅、セントパンクラス駅で下車した。
地上へ出ると、大英博物館から移転したという、大英図書館があった。既に閉館時刻を過ぎており、中へ入ることはできなかった。
セントパンクラス駅の立派な建物が目に入った。
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